全日本「水の作文」コンクールにおいて優秀賞(全日本中学校長会会長賞)を受賞した本校3年生、澤井佳恋さん。北上川統合管理事務所にご招待いただき、一日所長としてダム管理における様々な業務を体験・見学させて頂きました。訪れたのは盛岡市にある四十四田ダム。北上川の本流に建設され、治水に加え、水力発電にも利用されています。澤井さんは広報活動や水質検査、大雨が降った際の放流シミュレーションや湖面巡視を行いながら、ダムが果たしている役割を体験、学習しました。昭和40年代は、旧松尾鉱山の坑内水が流れ込み、赤茶けた「死の川」と呼ばれていた北上川。堤体には今でもその名残が、赤色の帯となって残っています。松尾にある中和施設と四十四田ダムが、水質や水量を守っていること。その水で私たちの暮らしが成り立っていることに想いを巡らせながら、事務所長として充実の一日を過ごしました。北上川統合管理事務所の皆さま、どうもありがとうございました。